有馬温泉・ホテル花小宿の浴室「カエデロ」に、綿貫宏介先生(無汸庵)の漢詩「浴後 一椀 茶」のモザイクアートと、アクリルと積層ガラスを組み合わせた特注の水鉢を制作しました。浴室全体のタイルコーディネートから、光で浮かび上がる水鉢のしつらえまでを手がけた事例です。

■ ご依頼内容 — 浴室空間まるごとのコーディネート
有馬温泉 ホテル花小宿「カエデロ」の浴室にて、タイルコーディネート、漢詩モザイクアートの製作、そして水鉢の企画デザインを担当させていただきました。
浴室という水回りの空間だからこそ、汚れに強く美しさが長く続くMade in Japanのセラミックモザイクタイルの魅力を活かせる現場です。
客室ごとに異なる趣を大切にしながら、浴室空間全体の雰囲気づくりに丁寧に携わらせていただきました。数種類のタイルを貼り分けてコンビネーションを考え、施工担当のタイル職人さんと相談しながら指示を出し、施工補助として現場にも入っています。

■ 水鉢 — アクリルと積層ガラス、光で仕上げる幻想のしつらえ
オーナー様と建築士の方からのご相談をきっかけに、打ち合わせを重ねて生まれたのが、この水鉢です。当初は陶器を海外から取り寄せることも検討しましたが、最終的に透明なアクリルと、バリ島から特注した積層ガラスを組み合わせて制作しました。
見どころは光の演出です。オーナー様・建築士の方の意向で意図的に照明を落とした浴室のなか、水鉢の内側から光を仕込み、積層ガラスに当たった光が幻想的に浮かび上がります。仕上げには、設計士の方のアイデアで上から水を垂らして注ぐしつらえを採用。ライティングと相まって、ほかのどこにもない一点になりました。
アクリルの水鉢は緻密な計画を要するため、パソコン上で何度も試行錯誤を重ねて設計し、水道・照明を担当する職人さんとも日程を合わせて立ち会い、相談しながら組み立てを進めました。水鉢は幅・高さともおよそ63cm。視線が集まる場所に据え、温泉旅館らしい上質なくつろぎの時間を演出しています。
■ 漢詩モザイク — 綿貫宏介先生「浴後 一椀 茶」
浴室の壁面には、無汸庵・綿貫宏介先生の漢詩「浴後 一椀 茶」をモザイクアートで表現しました(幅約40cm)。これもオーナー様が、数多くお持ちの綿貫先生の作品のなかから選ばれたものです。
「お風呂と蒸気浴を楽しんだあとは、一椀のお茶でも」——湯上がりにさらに豊かな癒しをすすめる、おもてなしの心がそのまま言葉になっています。適材適所に作品を配するオーナー様の世界観に、文字をモザイクで描くことで物語性と奥行きを添えました。なお、同じ花小宿では「人魚」の浴室モザイクも手がけています。
■ 浴室内の様子を動画でご覧いただけます
■ ホテル・店舗・施設のご担当者様へ
既存空間を活かした改装、ブランドや作家の世界観を受け継ぐ表現、浴室や非日常空間のタイルコーディネートまで対応します。汚れに強く美しさが長く続くMade in Japanのセラミックモザイクタイルは、水回りにこそ活きてきます。空間に物語と癒しを。ご相談・お見積もりは無料です。
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